基礎情報処理演習(19・20組) 担当教員 舩冨・玉置 1. はじめに 基礎情報処理演習を行う上で必要な設定を行うため,下記コマンドを実行してください. /public/funatomi/kisojoho/setup.sh コンソールに「OK」と出力されれば完了です. 下記で述べる,tcshを利用する上で有用なファイル(.cshrc)と,mewの基礎情報処理演習用設定ファイル(.mew.el)がホームディレクトリにコピーされます. また、.cshrcファイルを編集して、次の行を削除してください。  set dspmbyte = euc 2. 6章 Shell2について 教育用計算機システムでは,bashというシェルが標準的に使われていますが,本章での演習はtcshという異なるシェルの使い方を演習してもらいます.コンソールから -bash-3.00$ tcsh とすればtcshが起動しますので,あらかじめこのコマンドを実行してから演習を進めるようにしてください. 3. 電子メールについて ・実習内容 メディアセンターでは、誰でも簡単にメールの読み書きが行えるよう、最初から設定が十分に行われているDEEPMail (WEB メール)の利用が推奨されています。 本演習ではメールクライアントの設定・読み書きを学ぶため、emacs 上でMewの設定・利用を行います。 ・課題 担当教員にMewを使用してメールを送ってください。 舩冨 funatomi@media.kyoto-u.ac.jp 玉置 tamak@kuis.kyoto-u.ac.jp ・件名(Subject)は「kisojoho kadai」とすること.   ・署名を挿入(C-c TAB)しておくこと. 次週までに,二人のどちらかからの返信がないということはなんらかの不備があるということです.合格とどこにも書かれていなければ不合格ですので,もう一度提出してください. ・実習の手順 (1). 設定 Mewはホームディレクトリにある.mew.elに書かれた設定に従って動作します。 emacsを使って,~/.mew.elを自分用に設定します. .mew.elでは基本的に,以下の書式によりさまざまな変数の値を設定します. (setq 変数名 設定値) 本演習で設定すべき変数は以下のとおりです.    ・mew-name :差出人の名前    ・mew-user :アカウント名    ・mew-mail-domain :ドメイン名 例えば, Taro JOHO の設定は以下のようになります (setq mew-name "Taro JOHO") (setq mew-user "xxxxx") (setq mew-mail-domain "yyyy. ecs.kyoto-u.ac.jp") 以上を設定したら,上書きしてemacsを終了します. 本演習で用いる雛形ファイルでは既に設定されていますが,他にも以下のような変数があります(本演習では設定を変更しないでください). ・mew-pop-server :POPサーバ名(メール受信用サーバ) ・mew-smtp-server :SMTPサーバ名(メール送信用サーバ) ・mew-pop-delete :受信時にサーバからメールを残す(nil)/消す(t) (2). 署名の作成 メールの末尾につける署名を作成します. ホームディレクトリに署名ファイル(~/.signature)を置いておけば,Mewからこのファイルの内容を署名として挿入することができます. (3). Mewの利用 i. emacs を起動します。 ii. M-x mew として,Mew を起動します。 iii. POP password: と聞かれるのでパスワードを入力してください。 メールの受信,作成,送信は次のページを参考にしてください。 Mew 公式マニュアル http://www.mew.org/release/info/ 情報学科計算機科学コース実験1での説明 http://ecs.kuis.kyoto-u.ac.jp/isle/le1/mail/mew.html 4. WEBについて ・実習内容 Webを使ってさまざまな情報やデータを検索する練習を行います。 ・課題 Xsnowを実行しなさい。 ・実習の手順 (1). プログラムソース(xsnow-1.42.tar.gz)を見つけてくる 通常、プログラムのソース(プログラムが行うべき処理をプログラミング言語に沿って書かれたもの)はたくさんのファイルから構成されています。 大量のファイルを1つ1つ取ってくるのは非効率的であるため、通常は1つのファイルにまとめられています(圧縮されています)ので、それをダウンロードしましょう。 (2). ファイルを解凍する ダウンロードしてきたファイルを解凍して、プログラムのソースを構成する大量のファイルにアクセスできるようにしましょう。 解凍すれば、このプログラムを利用する方法が書かれたファイル(README)も現れます。これに書かれていることに従って実習を進めましょう。 (3). コンパイルをする プログラミング言語で書かれたソースファイルはそのままでは実行できません。プログラミング言語によって記述されている処理を各マシンで利用できるよう、実行用のファイルに変換する必要があります。この変換作業をコンパイルといいます。 注)管理者(root)権限がないため、インストールはできません。以下のコマンドは実行しなくてもOKです。 make install make install.man (4). 実行する 実行用のファイルに変換すれば、そのファイルを実行することができるようになります。